2024年01月05日

カジュアル面談とは?落ちる可能性や服装・準備、その後の流れなどを徹底解説!

管理部門・士業の転職

選考過程で「カジュアル面談」と案内され、どのように対応すべきか戸惑う方も多いでしょう。
言葉通りに受け取れば、リラックスした雰囲気の中で面談できるはずですが、カジュアルといえども、面接の一環であることに変わりはありません。

この記事では、カジュアル面談の実態に注目し、カジュアル面談で落ちる可能性適切な服装選び、準備方法、面談後の流れについて徹底解説します。

管理部門・士業の転職

カジュアル面談とは

カジュアル面談は、企業と応募者がリラックスした環境で対話し、相互理解を深めながら、互いにマッチしているかを確認する場です。
選考中に行う場合や、応募前にスカウトメールで案内が届き、本格的な選考に進む前に行う場合があります。

企業にとっては、応募前段階の求職者に幅広くアプローチし、自社の魅力を直接アピールできる機会となります。応募者にとっても、その企業での働き方や社風を理解する機会となり、応募の意思決定に役立つでしょう。
カジュアル面談は、企業と応募者が相互に理解を深め、ミスマッチを防ぐための重要な手段であり、企業と応募者双方にとって有益なプロセスであるといえます。


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カジュアル面談で落ちる可能性はある?

カジュアル面談は、「面接ではありません」と案内されることもありますが、落ちる可能性が全くないわけではありません。
合否判定に直接影響を与えることは少ないものの、企業によっては、面談で得た情報をその後の選考で判断材料にする場合もあります。

また、企業が採用代行会社を利用している場合、カジュアル面談の意図を理解していない面談担当者が誤って本格的な面接をしてしまうケースも見受けられます。

これらの理由で、カジュアル面談だと思って参加したが、実際には選考として扱われ、落とされたというケースも発生しているようです。
そのため、「選考には関係のないカジュアル面談」と案内された場合でも、選考の一環という意識を持って挑みましょう。


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カジュアル面談と面接の違いは?

カジュアル面談と面接の違いについて、簡単にまとめました。

カジュアル面談 面接
合否判定への影響 なし あり
企業側担当者 応募者が話を聞きたい部署の担当者を希望できる 選考段階に合わせて企業が担当者を決定
実施場所 オフィス内に限らない(企業外部のカフェ、飲食店など) オフィス内の面接室など
服装 指定なし ビジネススーツが基本

カジュアル面談は、合否判定への影響「なし」としていますが、前章で触れているように、企業によっては建前としている場合もあるため、カジュアル面談だからと気を抜かないように注意しましょう。

企業側担当者については、カジュアル面談では応募者が希望できることが一般的です。
一方面接は、企業側の人事部門で決定し、選考段階に応じて募集部門の担当者・マネージャーや人事担当者、最終面接で役員・社長などが行います。

実施場所は、面接がオフィス内の面接室であるのに対し、カジュアル面談はオフィス内に限りません。オフィス外部などで行うこともありますが、近年はいずれもWeb会議システムで行うケースも多いでしょう。

服装については、ビジネススーツが基本とされる面接に対し、カジュアル面談では「服装自由」としている企業も多いです。具体的な服装は次章で詳しく解説します。

表で取り上げた項目以外の違いとしては、回数の違いが挙げられるでしょう。
カジュアル面談は基本的に一回であるのに対し、通常の面談は一次面接・二次面接・最終面接といったように複数回行われます。


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【男女別】カジュアル面談の服装

カジュアル面談では服装の指定がないため、選択肢が多く迷いやすいですが、清潔感と第一印象を重視し、社会人としての最低限のマナーを守ることが最も重要です。
また、応募先企業の雰囲気に合った服装を選ぶのも効果的だと言えるでしょう。
企業のWebサイトや求人サイトに掲載されている社員の写真を参考にし、雰囲気に合わせた服装を意識すると服装選びもスムーズです。

男性は、オフィスカジュアルを参考にすると良いでしょう。
テーラードジャケットとスラックスなどのパンツを合わせたスタイルは、適切な選択です。インナーは襟付きのシャツだけでなく、応募先企業の雰囲気によってはカットソーでも構いません。
柄や色は控えめなものを選ぶと、洗練された印象を与えられます。
ネクタイは着用不要なケースが多いでしょう。

女性の場合も、テーラードジャケットがおすすめです。パンツ・スカートはどちらでも構いません。
インナーは、品があり、ビジネスシーンに適したシャツやカットソーが良いでしょう。
落ち着いた色合いやシンプルなデザインを選ぶことで、より良い印象を受けやすくなります。

オンライン面接の場合は、パソコンの画面上で暗くならないよう、明るい色を選ぶと良いでしょう。


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カジュアル面談では事前に何を準備すべき?

カジュアル面談は面接と同様にしっかりと準備して挑むことが重要です。
以下で紹介する3つを準備することで、カジュアル面談がより有意義なものとなるでしょう。

履歴書・職務経歴書を準備する

一般的に、カジュアル面談では履歴書・職務経歴書が必要とされることは少ないですが、準備しておくことをおすすめします。
履歴書・職務経歴書を作成しておけば、カジュアル面談で質問される可能性の高い自分の経歴やスキルを整理できるため、効果的に回答することができるでしょう。
カジュアル面談後に応募する際も、履歴書・職務経歴書が手元にあればスムーズに選考を進めることができます。

企業研究・質問を準備する

カジュアル面談は、些細なことも気軽に質問できるチャンスです。
事前に企業情報をよく調べ、気になる点やさらに知りたいことをまとめておきましょう。働き方やチーム体制、業務フローなど、Webサイトや求人情報に載っていない情報も得られる貴重な機会となります。

自己分析・自己PRを準備する

面接と異なり、自己PRの場がないケースもありますが、対話の中で自身の強みを伝えることができれば、その後の選考で有利になる可能性があります。
自身のキャリアや志向性をまとめ、面談時に効果的にアピールできるようにしましょう。
企業側の理念や社風に合わせて、自分の強みや経歴がどのように企業に貢献できるかを考えておくことが大切です。


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カジュアル面談「当日」の流れ

カジュアル面談当日は、おおまかに以下の流れで進みます。

1.企業・応募者自己紹介

カジュアル面談は、企業側の面談担当者と応募者の自己紹介から始まります。
リラックスした雰囲気で進められていくため、安心して以降の面談へと臨むことができるでしょう。

2.面談の目的説明

面談担当者から、カジュアル面談の目的を共有されます。
正式な選考ではなく、相互理解を深めることが目的であることを明確に伝えられるため、自由に質問できる時間だと再確認できるでしょう。

3.企業説明

面談担当者が、事業内容や業務内容、企業文化、キャリアパスなどに関する説明を行います。
企業に関する詳細な情報を得られるので、質問や疑問点をメモしながら聞きましょう。

4.質疑応答

一通りの説明が済んだ後、応募者から面談担当者への質疑応答の時間があります。仕事内容やチーム構成、将来のキャリアパス、働き方など、知りたいことを自由に質問しましょう。
より深く企業を理解することができるだけでなく、応募意思のアピールにもなるため、積極的に質問することが重要です。
質疑応答の中で面談担当者から応募者への質問があるケースもあります。

5.今後の案内

面談の最後には、面談担当者から今後のステップについての案内があります。
選考に進んでほしい応募者には、その場で応募手順や選考スケジュールについて説明されることもあります。


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カジュアル面談「その後」の流れ【お礼メール例文】

カジュアル面談「その後」の流れ【お礼メール例文】

カジュアル面談後には、その企業の選考に進むか、辞退するかを決定する必要があります。
企業への連絡は、メール・電話のどちらでも構いませんが、入社意欲が高い場合には直接電話すると良いでしょう。
ここでは、選考に進む場合と辞退する場合のメール例文をご紹介します。

入社意欲があり、選考に進みたい場合の例文

お世話になっております。本日、面談させていただきました〇〇です。

本日は、貴重なお時間を割いて面談を実施していただき、心より感謝申し上げます。
貴社の事業内容やビジョンについて詳しく理解することができただけでなく、
私のスキルや経験が貴社に貢献できると感じました。

特に〇〇についてのご説明は、私のキャリアプランと非常にマッチしていると感じ、
これからの選考にも積極的に参加したいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

重ねて、本日はありがとうございました。

入社意欲が無く、選考を辞退したい場合の例文

お世話になっております。本日、面談させていただきました〇〇です。

本日はお忙しい中、カジュアル面談の機会をいただき、ありがとうございました。
貴社の事業や今後のビジョンについてお聞きし、大変興味深く感じました。

しかしながら、私の経歴や将来のキャリアプランと貴社の方向性が合わないと感じたため、
選考の参加を辞退させていただきたく存じます。

この度は、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
貴社の一層のご発展を心よりお祈りしております。

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まとめ

カジュアル面談は、企業と応募者がリラックスした環境で相互理解を深める貴重な機会です。
履歴書や職務経歴書の準備、そして企業研究や自己分析を済ませておけば、カジュアル面談によって入社意欲が高まった場合、スムーズに選考に進むことができるでしょう。
カジュアル面談で落ちる可能性は低いですが、準備と対応によっては、選考に影響を与えることもあり得ます。
もし、カジュアル面談についての対応にお困りであれば、MS-Japanの「MS Agent」へお気軽にご相談ください。
経験・実績ともに豊富なキャリアアドバイザーが実践的なアドバイスをご提供いたします。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

佐藤 颯馬

大学卒業後、新卒でMS-Japanに入社。
法律事務所・会計事務所・監査法人・FAS系コンサルティングファーム等の士業領域において事務所側担当として採用支援に従事。その後、事務所側担当兼キャリアアドバイザーとして一気通貫で担当。

会計事務所・監査法人 ・ 法律・特許事務所 ・ コンサルティング ・ 金融 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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