2023年05月12日

一人経理の転職あるあるから学ぶ転職事情~1人でも引継ぎできるの?~

管理部門・士業の転職

一人経理の転職あるあるから学ぶ転職事情~1人でも引継ぎできるの?~企業の心臓部である経理業務を一手に引き受ける一人経理は重要なポジションです。
しかし、一任されているやりがいを感じる一方で、「チームで働きたい」「業務量や残業が多すぎる…」といったお悩みから、転職を考える一人経理の方もいらっしゃいます。
ただし、文字通り一人で経理業務を一任している替えのきかない存在であるため、いざ転職となると、様々な問題が生じることが多いです。
今回は、一人経理の転職でよく見受けられる「あるある」について情報をまとめてみました。
“一人経理の転職あるある問題”に対する解決ポイントも合わせてご紹介しますので、現在一人経理で転職を検討している方は、是非ご参考になればと思います。

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そもそも一人経理の転職は可能なのか?

中小規模の企業の場合、少数精鋭の会社が多いことから、一人経理の方は多くいらっしゃいます。
結論から言うと、一人経理でも転職することは十分に可能と言えます。
一口に経理業務と言っても内容は多岐に渡りますが、幅広い業務経験があることは転職市場で有利です。
ただし、広範囲な経理業務を一人で担当しているからこそ、自分の思ったとおりのタイミングで転職ができないなど一人経理特有の問題が発生しやすいです。ですので、転職を考え始めた時は、早め早めに計画を立てて準備を進める必要があります。
あなたに代わる人材を見つけづらい、なかなか採用に至らないといった理由で転職・退職の引き止めを行う企業もありますが、労働者の退職の自由は民法で保証されている正当な権利です。
転職の意思が固まったのなら、就業規則等で定められた予告期間に配慮して、明確に自分の意思を伝えましょう。転職によって、労働条件が大幅に改善されたり、給与がアップしたりすることもあります。


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一人経理の企業規模

一人経理とは、経理や経理関連の仕事を一人で担当している人を指します。規模が小さい、従業員数が少ない企業の場合、経理など管理部門に人員を割くことが出来ず、一人経理になってしまうケースが多くあります。規模の大きい企業であれば、経理体制が手厚く、経理の中でも業務ごとに担当を振り分けることが出来ますが、一人経理の場合はそれらの業務をすべて1人で担わなければなりません。
その為、業務負担が大きくなり、一人経理の方には転職をしたいと考えている方が多くいます。


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一人経理をやめたい人の事情とリスク

一人経理が辞めたいと感じている方はどのような事情を抱えているのでしょうか。

業務量が多すぎる

先ほども述べたように、一人経理は大企業では分担している業務を一人でこなす必要があります。経理の業務は、日次業務から年次業務まで多岐にわたり、特に繁忙期は業務が終わらず残業が増えてしまうという可能性があります。また、一人経理となっている企業の多くは、人事など他の管理部門にも人員が割けず、場合によっては経理と兼任というケースもあります。

頼れる存在が近くにいない

一人経理の場合、その企業で経理に関して最も詳しい人が本人になってしまいます。その為、経理業務の中で分からないことがあったとき、質問や相談を出来る相手がおらず、頭を悩ませてしまうことがあります。経理が扱う情報は企業の機密情報の為、気軽に外部の方に聞くことが出来ないことも一人経理が孤独に感じる1つの理由になりそうです。

気軽に休みが取れない

経理の業務は専門性が高く、他の従業員では代理が利かないため、有休などの休みがとりにくい状況になってしまいます。決算など時間に追われる業務を行っている為、休みを取る余裕がないケースが多いのではないでしょうか。


もしも、上記のような悩みを抱えている場合は転職を考える機会かもしれません。


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一人経理の転職あるあるから学ぶ「転職のコツ」

一人経理の転職活動にはどのような特徴があるのでしょうか?

引き継ぎ時はマニュアル必須

困った時の問い合わせ先を記載すると効果的
広範囲の業務を担っている一人経理の場合、もし代わりになる人材を採用できたとしても、その場その場の教えで業務内容を引き継ぐことは困難を要します。
スムーズな引き継ぎには、マニュアルを作成しておくことが必須です。業務が落ち着いた頃合いを見計らって、コツコツとマニュアル作りを進めていた人ほど、引き継ぎ時の負担を減らせます。
毎日の業務、月初にやること、月末にやること、その他のイレギュラーな仕事などでカテゴライズして業務内容をまとめておくことがおすすめです。
引き継ぎの段階でマニュアルを参照しながら教えることで、次の人も業務の進め方を短期間で習得することができます。
各カテゴリーで自分が困った事例のQ&Aや、困った時に頼れる無料の公共機関を記載しておくと、より効果的です。
マニュアルがないという場合は、引き継ぎと並行して要所をまとめたものを作ることを推奨します。
引き継ぎ相手に説明しているタイミングは要点が最もまとまっている時ですので、簡易マニュアルを作りやすいです。
一時的な負担は増えますが、転職前後にわずらわされることがなくなります。

引き継ぎ期間は余裕を持つ

お金にかかわる業務は誰にでも任せられるものではありません。
企業側としては、後継者の選定を慎重に行う必要があります。また、トラブルを未然に防ぐためにも、しっかりと教育を行うことが望ましいです。
引き継ぎ期間に関しては千差万別ですが、短くても2~3ヶ月はかかると考えておくことが妥当でしょう。
企業の規模にもよるので、期間を一概には判断しづらいですが、中小規模の会社の経理業務の場合、1~2ヶ月程度で引き継ぎを済ませる傾向があります。ですが、月次業務もある為、できる限りの余裕は持っておくことが後々お互いにとって良いかもしれません。
無駄にできる時間はありませんので、後継者と協力体制を築いて、期日までに引き継ぎを終わらせるように集中して取り組むことがポイントと言えます。退職後にもスムーズに業務が回るよう、余裕を持って引き継ぎスケジュールを計画しましょう。

目的を伝えることが大切

役に立つノウハウも余すことなく伝える! 全ての仕事には、目的があります。
実際にお金に触れる経理業務は、顧客や会社内の利益貢献に直に繋がっている大切な仕事です。
引き継ぐ際は、ただ作業内容を伝えるのではなく、その仕事の目的も伝えることが肝心です。どんなに懸命に伝えても、短期間で全ての業務内容を伝えきることは難しいです。どうしても漏れが生じてしまうリスクがあります。
しかし、引き継ぎ時に後継者が考えながら仕事を行えるようにサポートができていれば、過去のデータなどを参照して後継者自身が問題解決につとめることが可能です。
一人経理で長年業務に携わってきたからこそ習得した役に立つノウハウも余すところなく伝えましょう。そうすることで、後継者の不安が軽減されます。


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一人経理は引き継ぎ業務もプラスになる!

一人経理ならではの転職あるあるはいかがでしたでしょうか?
一人で広範囲な業務をこなしてきたからこそ、転職時の引き継ぎに時間がかかるなどの問題が発生する場合もあります。
しかす、一人経理は転職市場において、経理業務経験の広さや業務スピードなどが評価される可能性があります。その為、もしも一人経理で働く環境を変えたいと考えている場合は、転職を考えることをお勧めします。


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まとめ

一人経理は、大企業が複数人で行っている経理業務を一人でこなさないといけない為、業務量が多かったり、頼れる人がいなかったりと一人経理ならではの事情を抱えているケースが多々あります。中には一人経理として問題なく業務をこなしているケースもありますが、もしも業務量が多く残業が多い、休みが取れないなど問題を感じている場合は転職を考えても良いかもしれません。一人経理として働いていて身につけた業務経験が転職市場において高く評価され、現在よりも高年収、好待遇の環境で働くことが出来る可能性が大いにあります。

MS-Japanでは、経理を含む管理部門と士業に特化した転職サポートを行っています。今すぐ転職を希望していない場合でも、キャリアの見直しや転職市場の確認をしておくことで、ご自身の市場価値を確かめることが出来ます。
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管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

森澤 初美

カナダ州立大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。求人企業側の営業職を経験した後、2014年にキャリアアドバイザーへ異動。2016年からは横浜支社にて神奈川県内の士業、管理部門全職種を対象にこれまで3000名以上のカウンセリングを担当。現在は関東全域を対象に経理・財務・経営企画・CFO・公認会計士・税理士・税理士補助スタッフなどの会計系職種を幅広く担当。

経理・財務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 外資・グローバル企業 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ 公認会計士 ・ 税理士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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