2024年04月03日

社労士の就職先はどこがある?就職先別の仕事内容や特徴を解説!

管理部門・士業の転職

社会保険労務士の資格を取得し、社労士としてのキャリアをスタートさせるには、どのような就職先があるのでしょうか。

この記事では、社労士の就職先の種類と、それぞれの職場で担当する仕事内容や特徴について詳しく解説します
また、実務未経験から社労士として就職するためのポイントもご紹介するので、社労士受験を控えている方もぜひ参考にしてください。

管理部門・士業の転職

社労士の就職先別、仕事内容・特徴

社労士の代表的な就職先は、下記の4つが挙げられます。

  • ・社会保険労務士事務所・社会保険労務士法人
  • ・会計事務所・税理士法人
  • ・弁護士事務所・弁護士法人
  • ・一般企業

以下で、それぞれの特徴や仕事内容について詳しく見ていきましょう。

社会保険労務士事務所・社会保険労務士法人

社会保険労務士事務所・社会保険労務士法人の転職市場では、実務経験のある即戦力が求められる傾向です。
事務所運営に関する知識・ノウハウを獲得できるため、将来的に独立開業を目指す人におすすめだと言えるでしょう。

社会保険労務士事務所・社会保険労務士法人で社労士が担う仕事内容は、社会保険・労働保険の手続き代行、書類作成、就業規則の作成、助成金申請代行、人事・労務管理のコンサルティングなどです。

会計事務所・税理士法人

勤務社労士として働く場合、独占業務は限られますが、独立開業して外部パートナーになる選択肢も考えられるでしょう。

会計事務所・税理士法人で社労士が担う仕事内容は、社会保険や労務に関する手続きの代行やコンサルティングです。

弁護士事務所・弁護士法人

弁護士との連携が重要で、信頼関係を築きながら働くことが重要です。
弁護士事務所・弁護士法人で社労士が担う仕事内容は、補佐人制度を活用し、行政訴訟や労働関連の民事訴訟において意見を陳述するなどの業務などが挙げられます。

一般企業

人事部や労務部に配属され、社会保険や労務に関する手続き、就業規則の制定・見直し、人事評価制度の設計などを行います。ただし、社労士業務に限らず、人事・労務に関連する幅広い業務を担当する可能性もあるため、注意が必要です。


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社労士は就職できない?

その主な理由は以下の3つが挙げられます。

資格保持者が増加している

資格取得者数の増加は、その資格取得者の希少性を失わせてしまうことから、社労士が就職できないという印象へとつながっています。

社労士事務所は求人が少ない

そのため、増え続ける社労士と対比して、社労士事務所の求人は高倍率になりやすい傾向があります。

実務経験が重視される

しかし、実際には社労士資格は就職市場において多くの有利な側面を持っています
社労士の就職先は多岐にわたり、専門的なポジションだけでなく、資格を持たない求職者も応募する一般的なポジションでも評価される資格です。他の未経験者と比較して一歩リードすることができます。
また、社労士資格は、専門知識の担保であると同時に、試験勉強を通じた向上心や集中力の証明となり、自己アピールのポイントになります。
これらを踏まえると、社労士資格は就職や転職活動において、多くの有利な要素を持っているといえるでしょう


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社労士が就職を成功させる方法

社労士が就職を成功させる方法社労士が就職を成功させる方法について、5つの方法をご紹介します。

志望動機を明確にする

数ある社労士の就職先の中で、なぜ応募先事務所・企業を選んだのか、自身のスキルや経験を活かして、応募先事務所・企業にどのように貢献できるのかを具体的に言語化しましょう。
業界研究を入念に行い、事務所・企業の特徴や求人内容を深く理解し、その事務所・企業でなければならない理由を明確にすることが重要です

採用が増える時期を狙う

転職サイトだけでなく、ハローワークや社労士事務所のホームページなど、様々な手法を使って求人情報を検索しましょう。
転職エージェントでは、条件に合った人にのみ紹介する非公開求人を取り扱っています。そのため、転職サイトにはない社労士事務所求人を見つけることもできるでしょう。

求める人物像に合わせてアピールする

例えばコンサルティング能力や事務作業の正確さなど、求められるスキルに応じたアピールが効果的です。


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実務未経験で就職するには?

では、実務未経験で社労士として就職するためには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
ここでは、社労士として実務未経験で就職するためのポイントを3つご紹介します。

他の資格をアピールする

実務未経験でも、社労士以外の関連資格を持っていることは大きなアピールポイントです。
例えば、行政書士や中小企業診断士、簿記検定、ファイナンシャルプランナーなどは社労士の業務に密接に関連しています。
そのため、社労士業務に必要な法律や経済に関する深い知識を持っていることの証明となり、アピールポイントとなるでしょう。

営業経験をアピールする

社労士事務所・社労士法人では、顧問先の開拓や信頼関係の構築が重要です。そのため、営業経験もアピールポイントになるでしょう。
また、営業経験を根拠として、人間関係の構築スキルやコミュニケーション能力、問題解決スキルなどのスキルのアピールもできます。

強い意志をアピールする

実務未経験者は、社労士として働くという強い意志を示すことが重要です。
なぜ未経験の社労士へキャリアチェンジをしたいのか、その中でもなぜ応募先企業・事務所を志望するのかを明確化しましょう。
社労士を目指すきっかけとなったエピソードや、社労士としてのキャリアプランなど、具体的で納得感のある意志をアピールする必要があります。


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【年代別】社労士資格を活かして就職を成功させるポイント

次に、社労士の就職市場における年代別のポイントを解説します。

20代

20代の就職は、ポテンシャル採用のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、社労士においても例外ではありません。若手ならではフットワークの軽さや柔軟性の高さ、伸びしろの大きさが考慮され、未経験でも採用されやすいでしょう。

また、全国社会保険労務士会連合会の「社会保険労務士白書 2023年版」によると、2023年3月31日時点での社労士の平均年齢は56.04歳、割合は50代が29.7%と最多です。そのため、若い資格保有者が重宝されることも20代の就職が成功しやすい理由の一つです。

30代

30代は「実務経験の有無」が重視され、特に30代後半になるにつれて経験者が有利になる傾向があります。

未経験が就職成功率を上げるためには、前職で培ったスキル・経験を活かせる分野を選ぶことがポイントです。自己分析では、培ったスキルや経験、知識の棚卸しに注力しましょう。
例えば、社労士資格を活かして一般企業の人事・労務として就職したい場合は、前職と同じ業界や同じ規模の企業を選ぶと評価されやすいでしょう。

40代

40代は「即戦力かどうか」が大きく左右します。そのため、社労士資格を持っていても未経験で採用されるケースは少なくなります
未経験の場合は、他の応募者との差別化を意識して就職活動を行うことが大切です。
例えば、社労士資格だけでなく応募先企業・事務所で活かせる専門知識やスキルがあることや、マネジメント経験もアピールポイントとなるでしょう。

50代

厚生労働省によると、2023年における社労士試験合格者の20.1%は50代です。50代で社労士を目指す方は珍しくないと言えるでしょう。
一方で、実務未経験の場合は若い年代と比較すると需要が少ないのが実情です。そのため、自身の専門性やスキル、マネジメント経験など、希望するポジションに合わせた経験を積極的にアピールする必要があります

【参照】
厚生労働省:第54回社会保険労務士試験合格者の年齢別・職業別・男女別構成


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まとめ

社会保険労務士としてのキャリアを成功させるためには、適切な就職先の選択が非常に重要です。
社労士事務所・社労士法人や一般企業、その他の士業事務所など、幅広い選択肢がありますが、それぞれの職場には独自の仕事内容や特徴があります。
最も重要なポイントは、自分のキャリアプランを明確にし、それに合った就職先を見つけることです

効率的に就職活動を進めたい場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
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管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

齊藤 仁美

大学卒業後、幸せに働く人を増やしたいという想いから新卒でMS-Japanに入社。
上場企業を中心とした求人開拓から管理部門全般のマッチングを行い、2021年1月より専門性の高いJ事業部に異動。
主に会計事務所、監査法人、社労士事務所の担当を持ちながら士業領域での転職を検討している方のカウンセリングから案件紹介を両面で行う。

会計事務所・監査法人 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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