2023年09月26日

【就職先別】公認会計士の性格とは?向いている人・向いていない人の特徴

管理部門・士業の転職

会計のプロフェッショナルである公認会計士は、社会的評価も高く、給与水準も高いため、人気の職業です。
しかし、努力して公認会計士資格を取得しても、いざ仕事を始めたらモチベーションを保つことができなかったという方も少なくありません。
この記事では、公認会計士に向いている人・向いていない人や、公認会計士の職種別に性格の傾向を解説しています。


管理部門・士業の転職

公認会計士に向いている人

まず、「公認会計士に向いている」と言われる人の特徴を紹介します。

勉強し続けられる人

公認会計士試験に合格するためには、一般的に1年以上の勉強期間が必要です。
また、公認会計士になった後も、膨大な会計資料の細かな数字を確認する地道な作業をこなさなければなりません。
会計のスペシャリストとして、忍耐強く学び続けることができる人が向いています。

合理的・論理的な思考ができる人

公認会計士の独占業務は、監査・会計のスペシャリストとしての「監査」です。独立した立場から、クライアントの財務情報の信頼性を保証する役割を担っています。
監査では、数字をチェックするだけでなく、背景にある取引情報からビジネスの動きを読み解き、誤りや不正の可能性がないか正しくチェックすることが重要です。感覚的ではなく、数字に基づいた論理的な思考が求められます。


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公認会計士に向いていない人

以下では、「公認会計士に向いていない」といわれる人について紹介します。

正義感や責任感がない

公認会計士の仕事は「監査」が主たる業務となるため、情報に誤りがあれば、しっかりと正す正義感が求められます。
クライアントの間違いを指摘することで、反感を買ってしまうこともあるかもしれません。
そのようなときでも、公認会計士として正義感と責任感を持って対応しなければならないため、流されやすい人には向いていないと言えるでしょう。

細かいミスが気になりすぎる

監査業務とは、利害関係者となる株主や投資家、金融機関に対して、企業の会計情報の信頼性を保証するために行います。
売上規模にもよりますが、細かなミスにまで目を向けていると、いつまで経っても作業が終わらずに本来の目的を達成できなくなる可能性があります。どこまで追求するのか、適切に見極める判断力が必要です。


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監査法人で働く公認会計士に多い性格

公認会計士試験合格後は、実務要件を満たすために9割の人が監査法人に就職します。
実務要件を満たし、公認会計士登録した後は、そのまま監査法人に勤める人と、他業種にキャリアチェンジをする人に分かれます。それぞれの就職先における性格の傾向についてみていきましょう。

まずは、監査法人で働く公認会計士に多い性格について解説します。

長時間労働が苦にならない

監査法人で働く公認会計士は、長時間労働になることが多く、特に決算期である4〜5月は監査業務が重なり、残業だけでなく休日出勤も発生することもあるでしょう。
そのため、監査法人で勤め続けるためには、長時間労働が苦にならない人である必要があります。
多忙な中でも健康管理ができるか、閑散期をうまく使ってワークライフバランスを取れるかどうかもポイントです。

監査業務に打ち込める

監査法人で働く場合、監査業務に関わり続けることは避けられません。ジュニアレベルまではデスクワークが中心で、毎日同じ作業の繰り返しと感じることもあるでしょう。
監査法人で働く公認会計士には、監査業務にやりがいや面白みを感じながら、長期的に向き合える真面目さが必要不可欠です。


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企業内会計士で働く公認会計士に多い性格

次に、監査法人からキャリアチェンジをする人について解説します。
ここでは、事業会社で企業内会計士(インハウス会計士)として働く公認会計士に多い性格についてみていきましょう。

安定思考である

企業内会計士を選択する人の多くは、「安定」を求める傾向が強いといわれています。
一般的に、大手企業や上場企業は監査法人よりも就業時間や待遇面で安定しているケースが多く、働き方改善のために企業内会計士を目指す人も多いようです。
監査法人でクライアントの間違いを指摘するよりも、当事者意識を持って自分の会社に貢献したいと考える場合に選択する就職先でもあります。

チャレンジ精神が強い

企業内会計士の中でも、ベンチャー企業を選択する場合は、チャレンジ精神が強い人が多い傾向があります。
CFO候補や経理部長など、経営者の右腕となるポジションで採用されるケースが一般的で、IPO準備などの役割に従事します。
ルーチンワークをこなすよりも、仕事にやりがいを感じたい人や、新しい環境に飛び込んで挑戦したい人が選択する就職先です。
IPO達成から上場後の制度会計業務の経験は、公認会計士として非常に大きな強みとなり、その後のキャリアでも十分に活かすことができるでしょう。


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独立開業した公認会計士に多い性格

独立開業した公認会計士に多い性格公認会計士の資格があれば、法人や企業に所属せず、自ら独立開業することも可能です。
以下では、どのような公認会計士が独立開業していくのか説明します。

自由度を求めている

監査法人や企業に所属していると、個人の要望を通しながら働くことは困難です。そのため、企業の方針や規則にとらわれず、もっと自由に働きたいと感じる人は独立開業の道を選ぶ傾向があります。

競争意識が高い

監査法人や企業の一員ではない自由な働き方ができる一方で、自分だけの力で競合と戦っていく必要があります。
身一つで戦うサバイバル状態になるため、独立開業を選択する人は、競争意識が高い傾向があると言えるでしょう。
さらに、自ら顧客を開拓する営業力や、組織を拡大していくマネジメント力を持ち合わせている人が多いです。
安定思考・バランス思考とは反対の道ですが、明確な目標ややりがいを持ち、自由なスタイルで働きたい公認会計士は独立開業の道を選ぶと良いでしょう。


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経営コンサルタントとして働く公認会計士に多い性格

公認会計士の中でも、経営コンサルタントに向いている性格はあるのでしょうか。
コンサルタントとして働く公認会計士の性格について紹介します。

リスクマネジメント能力がある

会計のプロフェッショナルとして経営コンサルタントを務める場合、どのような誘惑にも負けない倫理観が必要となります。
発覚しなければ問題ないという考え方では、後に大問題を引き起こしかねません。会計や監査のデータをもとに、リスクを見つけ出す分析力と知識が必要です。

プレゼンテーションスキルが高い

コンサルティングでは、クライアントの信用を獲得し、クライアントが納得できる提案を行うプレゼンテーションスキルが必要不可欠です。プレゼンテーションスキルには、提案内容を分かりやすく組み立てるスキルや、クライアントの立場に立って問題を考える対応力なども含まれます。


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まとめ

さまざまな就職先別に、公認会計士に向いている人・向いていない人の特徴を挙げました。
公認会計士は、会計のスペシャリストとして企業にとって重要な役割を担っており、これからも必要とされる職業です。
しかし、キャリアパスの幅が広い公認会計士だからこそ、将来像がハッキリしないまま就職先を選択するとミスマッチを起こしてしまう可能性も高いでしょう。
ご自身の性格と照らし合わせて、向き・不向きを考える参考になれば幸いです。

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管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

篠原 義樹

大学卒業後、不動産会社にて個人向けの営業を経験。その後MS-Japanへ入社。会計事務所・コンサルティングファーム・監査法人・法律事務所・社会保険労務士事務所等の法人側担当として採用支援に従事。現在はキャリアアドバイザーも兼務し一気通貫で担当しております。

会計事務所・監査法人 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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